スジ舟券徹底解説 ― コース別の勝ち方と展開パターン

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はじめに

こんにちは、ボートレースレイドのミナトです。

みんなは「スジ舟券」って言葉、聞いたことある?
ボートレースファンなら一度は耳にしたことがあると思うけど、初心者の人だとピンと来ない人も多いはず。

「スジ」って聞くと麻雀のスジを連想する人もいるかもしれないね。実は考え方としてはそれに近い。
ボートレースで言うスジとは、“ある艇が仕掛けたときに、自然と連動してくる相手” のこと。つまり着順の流れや偏りのことを指してるんだ。

たとえば「1号艇が逃げたら、2号艇や3号艇が連動しやすい」みたいなイメージ。これは単なる偶然じゃなくて、実際の統計にも裏付けがある。だからこそ予想のヒントになるわけだね。


なぜスジは発生するの?

じゃあ、どうしてスジが生まれるのか。理由はシンプルで、先頭の艇の走り方が後続に影響を与えるからだ。

たとえば1号艇が先に回れば、その外にいる2号艇や3号艇は壁の役割を果たして、外の艇をシャットアウトしやすい。だから「1–2–3」みたいな形になりやすい。これがインコース有利と言われる一番の根拠でもあるんだ。

ただしスジは「いつも同じ」じゃない。展開によっていろんな形が生まれる。

そこが面白さであり、逆に難しさでもある。


スジ舟券の魅力とスタンス

スジ舟券の魅力は「当たりやすい」だけじゃない。展開の理屈に基づいているから、予想がスッキリ整理できるんだ。
つまり、予想の精度だけじゃなく予想スピードも上がるし、展開を読む力も鍛えられる。

「誰が仕掛けるか」「誰が残るか」「誰が連動するか」を頭に入れておけば、無駄に手を広げずに済むから舟券構築がシンプルになる。

ただし過信は禁物。スジに縛られすぎると本命を外したり、穴を取りこぼしたりするリスクもある。
大事なのは、自分なりの鉄板パターンを持つことだ。

たとえば「2コース差しなら2–1がスジ」「3コースまくりなら3–4がスジ」っていう感じで、自分の中で基準を作っておくといい。

スジ舟券は単なる数字の並びじゃなく、展開から必然的に導かれる連動の組み合わせ。理屈を理解してしまえば、勘や人気に頼るよりもずっと合理的に舟券を買えるんだ。

――という前提を押さえたうえで、ここからは“実戦で使えるスジ”を先頭艇ごとにスパッと提示していくよ。


2コースの勝ち方とスジ舟券

(1) 差し

2コースの王道は差し。1号艇が少し膨らんだところを冷静に突くのが基本。
このときのスジは 2–1。なぜなら、1号艇は逃げを失敗しても必死に粘るから2着に残りやすいんだ。

さらによくあるのが「2=4」。これは4号艇がカドからまくりに出て、1号艇が抵抗して膨らんだところを2号艇が差す形。結果的に2と4が並び立つ格好になる。

  • 基本形:2–1–全、2=4–156

(2) まくり

2コースからのまくりは少ないけど、相手がF持ちやスタート遅い選手のときに狙える。
この場合は、外の3号艇が一緒に展開に乗りやすいのでスジは 2–3 になる。

  • 基本形:2=3–456

3コースの勝ち方とスジ舟券

3コースは最も選択肢が多い位置。差し、まくり、まくり差し、ツケマイ…攻めが多彩だからこそスジを知る意味が大きい。


(1) まくり差し

代表的なのがまくり差し。握るように見せて内に差し込む形だ。
このとき3号艇は2号艇を潰し、さらに外に構えていた1号艇が残りやすい。だからスジは 3–1

  • 基本形:3–1–456

(2) 絞りまくり

スタートで覗いて、2号艇を叩き潰す攻め。3が握って回ることで膨らむが、その分4号艇に差し場ができる。
結果「3–4」「4–3」の形が多くなり、舟券的には3と4をセットで考えるのが基本になる。

  • 基本形:3=4–156

(3) ツケマイ

豪快に外を握る攻め。迫力はあるがリスクも高い。
成功すると隣接する外側の艇が同調するので、「3–2」「3–4」「3–5」がスジになる。
特に4号艇は3の後ろにピタッとついていきやすいから、「3–4」は鉄板パターンのひとつ。

  • 基本形:3–245–2456

(4) 差し(特殊ケース)

3コース単独の差しはほぼ出ない。唯一あり得るのは、2コースが直まくりに行って1を潰したとき。そこで差し場が開いて3が入る。

  • 基本形:3–12–全

4コースの勝ち方とスジ舟券

4コースは“カド”から攻める位置。展開のカギを握るポジションだ。


(1) 差し

インが流れたときに冷静に差す。スジは 4–1 または 4–2
1号艇や2号艇が残るケースが多い。

  • 基本形:4–12–全

(2) まくり

カドから一気に攻める一撃は、隣の5号艇や6号艇が連動するケースが多い。
だからスジは「4–5」「4–6」。
外の艇に展開が広がるので、配当妙味も大きい。

  • 基本形:4–5–126、4–6–全、5–14–1246

(3) まくり差し

冷静に差し込む場合は「4–1」がスジ。
さらに展開が開けば「4–6」もついてくる。

  • 基本形:4–1–256、4–6–12

5コースの勝ち方とスジ舟券

5コースは展開待ちの位置だけど、高配当を生みやすい場所。


(1) まくり

豪快に攻めたとき、外の6号艇がついてくるのが典型的。
だからスジは「5–6」。
ただし握ったときに内側が残れば「5–1」「5–2」もあり得る。

  • 基本形:5–126–1236

(2) まくり差し

5コースのまくり差しは、基本的に4カドのまくりが前提だ。
4号艇が全速で握って1号艇にぶつけにいく → 1号艇は抵抗して外へ流れる → ターンマークと1号艇のあいだに差し場ができる
ここを5号艇が突いて、最短距離でターンマークを回り込むのが王道の形になる。

このときのスジは「5–1」か「5–4」。

  • 5–1は、差し技の性質上、1号艇が残りやすいから。
  • 5–4は、外を握った4号艇が伸び足で踏ん張って、2着に残るパターン。

3着候補は広く見る必要があって、1・2・4・6が現実的。
6号艇は外連動、2号艇はインの残り、4号艇は展開を作りながらも残るケースがある。

基本形:5–14–1246


6コースの勝ち方とスジ舟券

6コースは最も不利だけど、荒れるときの主役にもなり得る。


(1) 差し

内がもつれて展開ができるとき、差し場を突いて入ってくるのが6号艇。
残りやすいのはやっぱり1号艇。だからスジは「6–1」。

  • 基本形:6–1–全

(2) まくり

外から一気に握って攻める形。この場合、内の艇が残ることも多く、相手は1・2や隣の3・4になる。

  • 基本形:6–12–1234

まとめ ― コース別スジ舟券早見表

  • 2コース
    • 差し:2–1–全、2=4–156
    • まくり:2=3–456
  • 3コース
    • まくり差し:3–1–456
    • 絞りまくり:3=4–156
    • ツケマイ:3–245–2456
    • 差し(特殊):3–12–全
  • 4コース
    • 差し:4–12–全
    • まくり:4–5–126、4–6–全、5–14–1246
    • まくり差し:4–1–256、4–6–12
  • 5コース
    • まくり:5–126–1236
    • まくり差し:5–14–1246
  • 6コース
    • 差し:6–1–全
    • まくり:6–12–1234

おわりに

スジ舟券は「単なる筋道」じゃなく、展開を読み解くための理屈だ。
誰が攻めるか、誰が残るか、誰が連動するか。それをスジから逆算すれば、無数にある舟券の中から“買うべき数点”を選べるようになる。

特に 2–1、3–1、4–5、5–6、6–1 といった組み合わせはスジ舟券の王道。
この理屈を理解しておけば、配当妙味を取りつつ的中率も高められる。
最初は難しく感じても、展開の理屈さえ掴めば、スジ舟券は予想の大きな武器になるはずだよ。

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この記事を書いた人

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